​奥様からこのようなご要望を頂いたのが、とても印象に残っています。

​「初めは格安サービスの業者を考えていたけど、違った感じになるのが不安で」

こちらのお家の植栽は、このイロハモミジだけ。

シンボルツリーだからこその思い入れが伝わってきました。

 

お家の設計は、コの字型の窓から植栽を眺める仕様。

外からはルーバー越しに、この植栽が更なる目隠しになっています。

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枝ぶりはかなり暴れていて、外観からもその勢いが見て取れます。

内側に入ると、モミジらしい連なった掌状の葉。

ですが、この環境では木漏れ日が少なく、リビングにも日があたりにくい。

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意識したのは、この木らしい樹形。

イロハモミジとしてではなく、このお家に生きるイロハモミジとしての姿。

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今後、素直に伸びるよう幹の流れを整えながら高さを抑え、

​外からの目隠し、リビングに射す木漏れ日を常に想像して手を入れました。

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実はこれ、まだ完成ではありません。

僕はもう、次の手入れでどの枝を落とすか、伸ばすか決めていて

​写真を見ながら楽しみにしています。

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爽やかな緑を、いつも何気なく感じられる。

​そんな暮らしが目に浮かびます。

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